JICAより「JICA-SDGs パートナー」に認定されました
途上国への持続的な開発目標(SDGs)の取組みに対して、独立行政法人 国際協力機構(JICA)よりSDGSパートナーの認定を受けました。独立行政法人 国際協力機構(JICA)様より下記SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能は開発目標)事業でのJICA-SDGsパートナー認定を頂きました。
事 業 名 | ベトナム国高齢者・障害者向けいす式階段昇降 機・段差解消機事業の案件化調査 (英名:SDGs Business Model Formulation Survey with the Private Sector for Chair-type Stairlift and Wheelchair Lift for the Elderly and Disabled in Vietnam) |
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期 間 | 2019年5月27日 ~ 2021年12月15日 |
事業対象国 | ベトナム |
内 容 | シンテックス株式会社様のベトナムでの新規事業(普及.実証.ビジネス化事業)を行う上でベトナム側カウンターパートナーの連携を担当し、スムーズな事業計画とコンサルティングを実施しています。カウンターパートナーとは、労働傷病兵社会福祉省および建設省、政府機関、大学、病院、史跡などの公共施設になります。 |
特に貢献するSDGs のゴール
SDGs ナンバー:「3.すべての人に健康と福祉を」
- 健康、格差是正、都市課題を解決する為。特に高齢者・障害者向け支援設備.機器の不足から自立的な生活や就業機会の観点から高齢者・障害者と他の人々との格差の是正を行う。
- 高齢者・障害者にとっての物理的バリア(段差や傾斜、介助者有無など)の克服に貢献する製品の普及
- 公共空間(政府機関、大学、病院等)や適業施設、オフィスビル等への製品普及促進、現地生産によりコストを削減し、購入者が賄い得る金額での製品販売.サービス提供、階段昇降機等の購入に際した補助金や税金免除等の支援制度の導入提言を行いました。
特に弊社は現地(ベトナム側)担当として政府機関、大学、病院のキーマンとのアポイントから締結までの橋渡し役とファシリテーターとして貢献しております。
SDGsとは
社会が抱える様々な問題を解決し、世界全体で2030年を⽬指して明るい未来を作るための17のゴールと169のターゲットで構成されています。2015年9⽉、ニューヨーク国連本部において、193の加盟国の全会⼀致で採択された国際⽬標です。気候変動や格差などの幅広い課題に対して、先進国も途上国もすべての国が関わって解決していく⽬標です。
持続可能な開発目標=Sustainable Development Goalsを略して、SDGsと呼ばれます。
高齢者・障害者にとっての物理的バリア(段差や傾斜、介助者有無など)の克服に貢献する製品の普及を目指して理念に掲げて参りました。
SDGsの課題目標の中の、「すべての人に健康と福祉」を、といった目標達成に向けて、ほんの少しかもしれませんが、弊社の技術が貢献できるものと確信しています。
JICA案件化調査 ベトナム国
株式会社ファーストシステムコンサルティングは、5月27日付で独立行政法人国際協力機構(JICA)にSDGsの達成に向けた取り組みを先導的に進めていく企業として、「SDGsパートナー」に認定をされました。現在弊社はベトナムにおける、高齢者・障害者にとっての物理的バリア(段差や傾斜、介助者有無など)の克服に貢献する福祉機器製品の普及に取り組んでおります。このような活動がSDGs達成に向けた取り組みとしてJICAに認められ、「SDGsパートナー」として、認定されました。
また、ベトナムでのFSCV岸本ディレクターは下記調査の、カウンターパートになるベトナム各省庁へのアポイント・面談、進出時にカウンターパートとなる企業の調査・リスト作成、アポイント・面談、現地調査時のスケジュール作成・アテンドを行います。2020年からは調査団が渡越出来ない為、カウンターパート候補の企業訪問、面談、レポート作成等などの活動をしています。
2019年6月16日-22日にJICA案件化調査ベトナム国高齢者・障害者向けいす式階段昇降機・段差解消機事業の案件化調査第1次現地調査を実施しました。
JICAベトナムハノイ事務所を皮切りに、JETROHANOI労働傷病兵社会福祉省(MOLISA)建設省(MOC)障害者独立支援センターハノイ駅農業病院リハビリ病院その他観光地、現地企業等を訪問させて頂きました。カウターパートの関係各省庁、民間施設から高い関心と評価を頂きました。
ベトナムでも高齢者・障害者に向けたインフラ整備、支援等の機運が高まっている事を改めて感じました。
案件化調査は全6回、事業化に向けて全力でサポートさせて頂きます。
1.調査名
ベトナム国高齢者・障害者向けいす式階段昇降機・段差解消機事業の案件化調査
(SDGs Business Model Formulation Survey with the Private Sector for Chair-type Stairlift and Wheelchair Lift for the Elderly and Disabled in Vietnam)
2.調査の背景
ベトナムでは高齢化の急速な進行、700万人を超える障害者人口の多さと失業率の高さ(約9%、全体失業率の4倍超)に代表される、高齢者・障害者を取り巻く課題に直面している。この状況下、ベトナム政府は2004年に国家高齢化委員会(National Committee on Aging)を設置、2015年2月には国連障害者権利条約(CRPD)を批准し、数々の施策に取り組んできている。しかしながら、高齢者・障害者への具体的な支援は未だ不十分で、支援の現場からは設備・器具の不足や介助者の確保等の課題が指摘されている 。
3.調査の目的
本調査は、提案製品の現地でのニーズと適合性の確認、提案製品に関する現地関係者の理解促進、ビジネス化に向けた事業計画策定の3つを目的として実施する。
カウンターパートは、労働・傷病兵社会福祉省および建設省である。
役割分担として、労働・傷病兵社会福祉省は高齢者・障害者福祉分野でのカウンターパートであり、高齢者・障害者のQOL向上や自立促進のため、政策レベルでの階段昇降機・段差解消機の普及促進を担う。
建設省は建設設備に関する取り組みのカウンターパートであり、階段昇降機・段差解消機が建設設備として一定の安全性や性能を持つことを公的に認定する制度(日本の国交省が実施している製品認定のようなイメージ)の導入に取り組む。
ベトナムの現地法人と工場を2022年までに設立し、現地での生産・販売を開始すると共に、公共・民間双方の顧客に販売していくことを計画している。事業展開までの取り組みは、本調査を実施する
- 準備期(2019~20年)と、普及・実証・ビジネス化事業と並行して現地法人や工場を設立する
- 実証・拠点形成期(2021~22年)、現地生産と販売を開始し、まずは都市部の公共セクター、その後に民間セクターや地方部を含む全国へと事業を拡大する
- 事業展開期(2023年~)の3段階で実施することを想定している。
また ベトナムでのFSCベトナム会社は2020年9月6日‐7日にYên Bái のMù Cang Chảiにボランティアに行ってきました。この土地は8月に台風による洪水で被災しました。
認定された項目と違いますが、国連のSDGsの目標に認められる
「1.貧困をなくそう」
「3.すべての人に健康と福祉を」
「4.質の高い教育をみんなに」
という項目でFSCベトナムはいろいろな活動をやっています。
Yên Bái のMù Cang Chảiの子供たちへの支援活動
今回は少数民族の子供達に衣服、毛布、お菓子などを届けてきました。